未来の社会をになうユース世代にとって、最も大切な健康はメンタルヘルス(精神的健康)です。日本では40歳未満のどの年齢層でも自死が死因のトップであり、こころの病(精神疾患)の症状の始まりは3/4がAYA世代(adolescent and young adult)であるとされることは、そのことを象徴しています。
この冊子は全国のいろいろな地域でできる取り組みパッケージのひとつの例として、群馬大学神経精神医学教室が群馬県で試みてきたさまざまな実例が紹介されています。
取り組みの主体は当事者・学生・教育・行政・医療・専門職団体・学術などさまざまで、その内容も多岐にわたります。さまざまな関係者が多様性を発揮した取り組みを行うことを通じて、「ユース世代のこころの健康社会」を地域で実現しようという共同創造co-productionの試みです。