欧米においては重度の精神疾患を有する当事者の、約半数が物質使用障害併存を罹患している事実がある中、治療をする専門家は、このような併存性障害の有病率が高いという認識がないことから、精神疾患と物質使用のどちらか一方の支援しかなされないことで予後が不良になる可能性が高いことが指摘されています。ITCOD 日本語版は、重い精神障害と物質使用障害を併発した人たちへの支援に有効なエビデンスに基づく実践(EBP;Evidence-Based Practices)の代表的なプログラムをパッケージ化した統合治療モデルで、リカバリーの歩みを進める当事者の支援をすることを目標としています。併存性障害(重複障害)および物質使用障害のある人たちへの支援の知識と実践を広げていくために日本語翻訳された冊子です。