松木邦裕、澁谷智子、堀越勝、金生由紀子など、学派や技法を超えた総勢14名の豪華な講師陣が現代を生きる女性を取り巻くさまざまな困難について、精神分析、認知行動療法、児童精神医学、リエゾン精神医学などの多彩な視点から深い学びへ導き、臨床への活用をいざないます。

 

まえがき 笠井さつき
第1夜 精神分析の視点で考える女性とトラウマの臨床 笠井さつき
第2夜 こころの中の母親と幼い子ども―精神分析の臨床から 松木邦裕
第3夜 非分析的臨床場面での精神分析的視点 若佐美奈子
第4夜 PTSD の認知処理療法(CPT) 堀越 勝
第5夜 発達障害の特性を有する成人との認知行動療法の可能性 毛利伊吹
第6夜 カサンドラ症候群という問いについて考える 濱田純子
第7夜 家族や社会の中における発達障害とは 金生由紀子
第8夜 リエゾンの視点から女性の罹病,家族・社会を考える―女性が病気になったとき,女性が介護するとき 赤穂理絵
第9夜 こころの支援と時代,世代,社会 笠井清登
第10夜 ヤングケアラー―「言葉」ができることによって何が変わるのか 澁谷智子
座談会 女性心理臨床について語り合う 鈴木菜実子・関川美佳・舘野由美子・森平直子・笠井さつき(司会)
附録 心理職が現場の気づきから研究の言葉を見つけるということ―研究なんて関係ないと思っていたあなたへ~not making 論文but making of 論文~ 笠井清登
あとがき 金生由紀子

 

タイトル:女性のこころの臨床を学ぶ・語る 心理支援職のための「小夜会」連続講義
著者: 笠井さつき 編著/笠井清登 編著
出版社:金剛出版