子どもの8人に1人が医療サービスを必要とし、親もストレスを抱えやすい
約 4,000 名の 10 歳児とその親を対象としたコホート調査から、医療的ケア児が日本において約 12.5%存在し、その親は不安・抑うつを抱えやすく、ソーシャルサポートによって軽減される可能性を示唆
医療的ケア児とその親の介護負担の問題がクローズアップされ、2021年に「医療的ケア児支援法」が成立したところです。⾧期にわたって医療を必要とする子どもたち自身や家族の介護負担に対する支援の必要性が望まれる中、偏りの少ない一般住民を対象としたコホート研究から医療的ケア児の存在率を示し、親の精神保健問題との関連やソーシャルサポートの媒介の可能性を示した研究としては初めての成果です。