右側頭葉の脳梗塞による高次脳機能とそこからの回復の体験記が、『脳が壊れた』と『脳は回復する-高次脳機能障害からの脱出』の2冊です。注意障害や左半側無視や脱抑制をご本人はどう感じるのかを、実感にもとづいてコミカルに描いています。
ルポライターとして子どもや女性や若者の貧困問題をテーマに取材を続け、「本当は苦しいのに、自分で自分が苦しいことを理解できない」「面倒くさくわかりづらく支援から最も遠いところにいる社会的困窮者」の苦しさが、みずから体験した高次脳機能障害の症状と共通することに気づき、さまざまな精神疾患に共通する困難を「脳コワさん」として理解するという、回復にとって大切な視点を提起しています。