三重大学の教授、都立松沢病院の院⾧、雑誌『こころの科学』の監修者という経歴の精神科医である岡崎祐士先生が遺された言葉を、追悼という形で紹介した文章です。日本の現場で望まれる精神医療・精神医学の姿を、日々の診療のあり方から社会としての制度まで、独創と信念と繊細にもとづいて生き生きと展望しています。少しクスっとする逸話からは、「ゆるキャラ精神科医」の人柄が伝わってきます。
この文章の公開は、岡崎先生の思いを広く知っていただきたいという趣旨をご理解くださった、日本評論社の無償のご厚意で実現しました。深く感謝いたします。
岡崎先生が展望したこれからの精神医療の姿の全貌は、代表を務められた別項「精神保健・医療改革の行く手を照らす灯台-こころの健康政策構想会議」でご紹介しています。あわせてご覧ください。