「共生社会」「こころの健康」「若者のみなさんへ」-厚生労働白書のメッセージ-
「厚生労働行政の特定のテーマについて…国民に理解を深めていただく」ための、国の方向性を示す厚生労働白書。
厚生労働白書は、政策課題への厚生労働省の対応を国民に報告する年次行政報告ですが、それとは独立した第1部が3年前から「テーマ編」として、「厚生労働行政の特定のテーマについて…国民に理解を深めていただく」内容となりました。取り上げられているテーマは、令和5年版が「つながり・支え合いのある地域共生社会」、令和6年版が「こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に」、令和7年版が「次世代の主役となる若者の皆さんへ-変化する社会における社会保障・労働施策の役割を知る」です。
令和5年版ではキーフレーズとして「包摂的な『つながり・支え合い』の推進」「人々の意欲・能力が十分発揮できる『つながり・支え合い』の推進」が挙げられ、令和6年版では「こころの健康」について「すべての人の健康とウェルビーイングに不可欠な要素であり、精神障害の有無にかかわりない」とされ、令和7年版では「若者」について「高校生、大学生、社会人になったばかりの方」と説明されています。
行政としてできることには制約がありますが、行政だからできる取り組みもあります。白書という形で国がこうした方向性を示していることを多くの国民が知り、それに呼応した声を挙げることで、「包摂的なつながり・支え合い社会」「こころの健康社会」「次世代の主役が活躍できる社会」を築いていければと思います。